殴り書きノート

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仕事の適正診断

半年前くらいに職場の研修で自分の強みや弱みを知っておくために自分の性格というか特徴を知ろう♪みたいなことをやりました。よくネットとかにも転がってる性格診断みたいなやつで20項目くらいの質問に答えて対人性やら注意深さなんかの6つくらいの項目について特性を診断するみたいなテストです。

 

わりとそういうテストは好きなんで良くやります。ツイッターで流れてくる人気アニメのキャラに例えるなら、みたいなふざけた診断から、ちょっと本格的っぽいメンタルヘルス診断まで。

で、ふざけた診断と本格的な診断のどちらが好きかって言うと、俺がこうだろうと思ってる自分像と全く違う自分像を結果に表示して、それを扱き下ろすよいなふざけた診断が好きですね。

誰も傷つかず誰かを責めてる様子を客観視してるようで面白いんですよ。

 

逆に真面目な診断ってのはわりと「そういえば俺ってこんな人かも」みたいな自分像を表示してきて、んで診断した人を傷つけないように当たり障りのない、ほんと毒にも薬にもならないようなアドバイスっぽいものが書いてあるんで面白くないです。

こっちは好きで診断やってんだからズバッと過激な診断結果でも見て辛口アドバイスに打ちひしがれるくらいのスパイスを求めてるんですよ。

 

で、研修ともなるとやっぱり真面目な診断になるわけで、あんまり気乗りしないなぁと思ってやったら変な結果になっちゃったんです。んで結果を講師に見せたんですよ。

どういう結果だったかって言うと、どういう仕事に特性があるかって項目で「対人業務」「研究職」って。

矛盾してるんですね。対人業務って人と接しながら仕事をやってくことに向いてるって言ってんのに、研究職って1人で何か1つのことに没頭することに向いてるってことなんですよ。対人業務は対人に向いてて対物が苦手、研究職は対物が向いてて対人が苦手。

「先生、両方向いてて両方苦手って結果になったんですけど…」

「んー、どちらかがペルソナですね。人と関わることって小さい頃から得意でしたか?」

「得意かどうか分かりませんけど好きじゃなかったです」

今やってる仕事がかなり人と関わることが多い職場なんで「僕昔から人と関わることが好きじゃなくて…」なんて言ってられないんです。

そんな弱音吐く暇があったら、その分喋って関係性を深めて次の仕事をやりやすくするって言うのが俺のやり方で。てか、プライベートで会話してるわけじゃないんで、やらなきゃいけない仕事の話するのに好きとか嫌いっていう概念がないんですよ。俺というプライベートな人格の好き嫌いは仕事上ではあんまり関係ないの。

「じゃあ対人関係が得意という特性は、あなたが後天的に身につけた特性です。こういう結果は珍しいですよ。でもね、まだ若いんですからあなた本来の特性を伸ばした方が良い。若い子うちに尖った方が後から伸びます」

って言われたんですけど…

言わんとすることは分かる。確かに吸収力とか柔軟性とかも歳取るにつれて弱ってくるもんだと思うんで、たくさん吸収出来てたくさん伸びるうちに得意な部分を伸ばした方が良いってのは理解できる。

でもさぁ、うちの会社みたいに異動が多いところってそうもいかないんじゃないの?って思うんですよ。人事異動って書いて字の如く「ひとごと」なんで。

 

まぁ優秀な人たちは既定路線とか希望路線を得意な走法で走ってるかもしれないけど、たいていの人は街灯もない道無き道を前に進んでいるはずだと信じて彷徨ってるだけで、そこに走法の選択の余地はないと思うんですよね。